自転車に「青切符」 “携帯使用”は1万2千円 閣議決定
自転車に「青切符」 “携帯使用”は1万2千円 閣議決定
悪質な自転車の運転に対して反則金の支払いを求めるいわゆる「青切符」の導入などに向けた道路交通法の改正案が閣議決定されました。
閣議決定された道交法の改正案は、反則金の支払いを求める「交通反則通告制度」いわゆる「青切符」について、対象年齢を16歳以上とし「信号無視」、「一時不停止」、「通行区分違反」など約115種類の違反を対象としました。
改正に伴って、「運転中の携帯電話の使用」も新たに違反に加わります。
反則金の額は原付バイクの違反と同程度で、信号無視は6000円、一時不停止は5000円、携帯電話の使用は1万2000円などとしました。
また、事故につながる「酒気帯び運転」や「他の自転車や自動車などへのあおり運転」は刑事処分の対象となる「赤切符」としました。
政府は、今の通常国会にこれらの改正案を提出して、成立を目指します。(ANNニュース)
改正案の主な内容は以下の通りです。
16歳以上の自転車運転者に対して、「青切符」による反則金制度を導入
反則金の金額は5000円から1万2000円程度
信号無視、右側通行、携帯電話使用など112の違反行為が対象
傘差し運転やイヤホン使用など、都道府県公安委員会が定める規則違反も対象
改正法の公布から2年以内に施行予定
改正の背景
近年、自転車が絡む交通事故が増加しており、特に悪質な違反が目立っています。
こうした状況を改善するため、自転車運転者にも自動車やオートバイと同じように反則金を課すことで、交通安全意識を高めることが目的です。
改正による影響
今回の改正により、自転車運転者も交通ルールを遵守する責任がますます高まります。
違反行為をすると反則金が科せられるだけでなく、点数2点以上の違反で自転車運転者講習の受講義務が発生します。また、事故を起こした場合、刑事上の責任や損害賠償責任を問われる可能性もあります。
安全運転のために
自転車は便利な移動手段ですが、危険を伴う乗り物です。
改正を機に、交通ルールを再確認し、安全運転を心掛けましょう
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