【賛否】京アニ36人焼き殺した青葉の死刑は「残虐」なのか?…死刑反対派に遺族ら激怒

【賛否】京アニ36人焼き殺した青葉の死刑は「残虐」なのか?…死刑反対派に遺族ら激怒

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1: ゆううつちゃん 2023/12/29(金) 11:46:56.39 ID:??? TID:BUGTA
発端は11月27日から始まった、量刑を巡る審理での弁護側の冒頭陳述だった。

「青葉被告に死刑を科すことが残虐な刑罰に当たらないか」「人を殺すことは悪いことなのに(死刑が)正当化されることが許されるのか考えてほしい」。弁護側は被告が極刑を求刑される可能性があるとの前提に立ち、死刑制度そのものへの疑問を投げかけた。過去の最高裁判決を引用し、死刑を「残虐な刑罰」と位置づけた上で、裁判員らに慎重な判断を求めた。

遺族らはこうした弁護側の主張を傍聴席で静かに聞いていた。しかし、翌18回公判から被害感情に関する意見陳述が始まると、これまで胸に納めていた思いをぶつけるようになった。

「この裁判と死刑制度を一緒に議論するのは適切ではない」とくぎを刺したのは、25歳の娘を失った父親だった。父親は被告の犯人性は明らかであり、冤罪(えんざい)による死刑の可能性はないと主張。「死刑制度の話し合いは別の場所で行っていただきたい」と語気を強めた。

36人もの犠牲者が出たことについて、弁護側は建物の構造が影響した可能性を主張。被告もまた、構造のせいにするわけではないと前置きしながら「ツキ、運がなかった」と口にしていた。
遺族らは反発した。「(遺族らが)黙っているからと言って何も感じていないと誤解していないか」(32歳の兄を失った弟)、「弁護士は、パソコンに目をやり、一生懸命に話す(遺族の)姿を見ていないのか」(別の32歳の兄を失った弟)。怒りをあらわにする場面も目立った。

12月7日の最終弁論。そこでも弁護側は、改めて死刑制度に関する持論を展開した。重度のやけどを負い、首の皮が薄くなっている被告の体の状況を踏まえ「青葉さんに絞首刑を執行することは残虐な刑罰に当たる」。

さらに国際的には死刑制度を廃止する国が増えていることや、動物の殺処分に関する条文でも、「できる限りその動物に苦痛を与えない」などと規定されていることに言及。現行の絞首刑が憲法の禁じる「残虐な刑罰」だと主張し、結審した。

法廷で突如として起こった死刑制度を巡る議論。元裁判官で法政大学法科大学院の水野智幸教授は、弁護側が法廷で死刑制度そのものについて問うたことに「遺族側の怒りの感情は当然理解できる」とした上で、「日本社会が死刑というものを考える大きな機会にもなっている」と指摘。死刑回避を訴える弁護側への遺族の強い反発や、被告への処罰感情などを踏まえた議論が「死刑制度を続けていくべきか否かを判断する上で、後世に残る重要な問題提起でもある」と位置付けた。

死刑は究極の刑罰であり、慎重な判断が求められるのは当然だ。しかし世の中には、厳刑をもってしかあがなえない罪だと多くの日本人が考えるケースもある。死刑廃止を国際的潮流であるとする意見がある半面、内閣府の世論調査(令和元年)では「死刑もやむを得ない」との回答が8割を超えている。(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/140194cb0724e563481037459817d3d07f935788&preview=auto


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