【悲報】おっさんおばさんは「人気YouTuber」嫌い…Z世代は「YouTuberの内輪感」に憧れか

【悲報】おっさんおばさんは「人気YouTuber」嫌い…Z世代は「YouTuberの内輪感」に憧れか

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1: ゆううつちゃん 2023/12/17(日) 12:51:56.05 ID:??? TID:BUGTA
ことし10月、「崩壊オンエア」がトレンド入りした。愛知県に拠点を置く6人組のYouTuber「東海オンエア」とその妻「あやなん」が、SNS上で”公開口論”を披露していたことを指す言葉だ。Z世代は大騒ぎしていた一方で、「東海オンエアなんて見たことないし、あやなんってだれ?」と困惑した大人が多かったのではないか。

騒動の発端は、東海オンエアメンバー「しばゆー」の妻あやなんが、SNSで「YouTuberの妻は地獄の環境」として離婚の意志を宣言したこと。あやなんは、さらに夫しばゆーのパニック障害を公表。リーダー「てつや」も参加した公開口論の挙げ句、東海オンエアは一時活動を休止することとなったのだ。夫婦喧嘩の拡大版というべきもので、東海オンエアに興味がない人たちにはまったく関心がないニュースだった。

30代後半のある女性は「『なんでこんなのが記事になるのか。だれも興味がないのでは』と調べてみたら、チャンネル登録者数が数百万人いて驚いた。他の人は本当に興味があるの」と困惑した様子だ。
ある40代男性は「くだらない。知らないYouTuberが何をしても興味がない。日本は平和ということだろうが、もっと取り上げるべきニュースはあるだろうに」とご立腹気味だ。
一方、東海オンエアファンという20代女性は「本当に心配。てつやとしばゆーの仲が悪くなったら、もう新しい動画が見られなくなるかも。ずっと見てきたから本当にきつい」と心配そうだ。

若者世代と大人世代では、この騒動に対する感覚が大きく違うようだ。なぜこんなことが起きているのか。

東海オンエア、コムドット、ちょんまげ小僧など、YouTuberの名前がついたニュースを多く見かけるようになったが、大人世代はどのくらい知っているだろうか。

東海オンエアのチャンネル登録者数は執筆現在約701万人。同様にコムドットは約382万人、ちょんまげ小僧は約154万人。それだけの支持を得ているのだから、間違いなく著名人に違いない。

ちょんまげ小僧は、現役中学生6人組YouTuberだ。初投稿は22年12月と、登場からまだ1年しかたっていない。ところが、同メンバー「ひき肉」が両手を広げて独特のイントネーションでする挨拶「ひき肉です」がSNSで大人気に。真似しやすく誰でもできる点が人気となり、TikTokで「#ひき肉です」は5億9530万回再生となっている。

現代は、パーソナルな時代だ。世代を超えてだれもが知る人気の曲やアーティストがいるわけではなく、それぞれに好きな曲やアーティストがいる。

今の大人が子どもだったころは、映像は居間でテレビで見るもので、人気の曲やアーティストは誰もが知っており、流行の共有ができていた。しかし今は個別にスマホで楽しむため、好きな曲やアーティストも人によって違い、同居する家族でも何が好きかわからないという事態となっているのだ。

Z世代から支持を得るYouTuberには、ある共通点がある。学生時代からの幼馴染グループやコンビであり、とにかく仲がいいこと。東海オンエアやコムドットなど、プライベートネタや身内ネタ、内輪受けが多くて地元感が強く、学生時代のノリが感じられるものが多い。

この反対が、お笑いやアイドルグループなどにはよく見かけるビジネスのために組んだコンビやグループ集団だろう。しかしそのようなビジネスグループでは見られない、たとえYouTube配信がなくても、プライベートで会って仲良く遊んでいそうな印象を受けるグループが人気なのだ。

本来、そのような身内の輪に入れてもらうことは難しい。しかし、彼らのような動画を見ることで、自分たちも仲間に入れたような気持ちを味わえる。動画を見ることで、地元の仲間の集まりに入れてもらえたような、疑似体験ができるというわけだ。

Z世代は、SNSでも人間関係や興味関心などによって複数のアカウントで顔を使い分けている。誰かにすべてをさらけ出すことはなく、適度な距離感を持って付き合うことが一般的だ。

大学生など周囲に異性がたくさんいる状況でも、「身近な人と恋愛して居場所がなくなると怖いから」とマッチングアプリで出会いを求める。匿名のアカウントでしか本音が言えない、ネットの友達の方がリアルの友達より多いという若者もいる。

そんな若者たちにとって、彼らが持つ強い絆、地元感、仲の良さは憧れの対象となっているのではないか。自分たちにない絆やつながり、地元感や仲間感を見て、疑似体験を通して癒やされたり、楽しんだりしているのだろう。(抜粋)
https://president.jp/articles/-/76620?page=1


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