桜島での爆発的噴火、噴煙が4500mに上昇
桜島での爆発的噴火、噴煙が4500mに上昇
桜島の噴火の歴史
桜島は、九州南部にある活火山で、有史以来4回の大噴火を起こしています。
そのほかにも、多くの小規模な噴火を繰り返してきました。
桜島は、九州南部にある活火山で、有史以来4回の大噴火を起こしています。
そのほかにも、多くの小規模な噴火を繰り返してきました。
有史以降の大噴火
文明大噴火(1471~1476年):北岳北東山腹と南岳南西山腹から噴火。溶岩流、噴石、降灰により死者多数。
安永大噴火(1779年):南岳山頂から噴火。溶岩流、噴石、降灰により死者73人、家屋焼失2,770戸。
大正大噴火(1914年):南岳西および東山腹から噴火。溶岩流により鹿児島湾が埋め立てられ、桜島と大隅半島が陸続きになる。死者35人、家屋焼失550戸。
昭和噴火(1946年):南岳山頂から噴火。溶岩流。死者1人、家屋焼失1戸。
その他の噴火
708年(和銅元年):桜島における最古の噴火記録。
764年(天平宝字4年):溶岩流、噴石、降灰。
1047年(永承7年):降灰。
1202年(建暦2年):噴火。
1408年(応永15年):噴火。
1638年(寛永15年):噴火。
1763年(明和6年):噴火。
1898年(明治31年):噴火。
1935年(昭和10年):噴火。
1955年(昭和30年):南岳山頂で爆発。死者1人。
1959年(昭和34年):噴火。
1960年(昭和35年):噴火。
1988年(昭和63年):噴火。
現在の活動
1956年以降、桜島はほぼ継続的に噴火活動を続けています。
現在は、南岳山頂火口もしくは南岳東側斜面の8合目付近にある昭和火口のどちらかが爆発を繰り返しています。噴火は主に灰の噴出で、小規模な噴石や火砕流を伴うこともあります。
桜島の噴火は、周辺住民の生活に大きな影響を与えています。
降灰による農作物被害や、火山灰による呼吸器疾患の発生などが問題となっています。
また、噴火に伴う地震や津波の発生も懸念されています。