東京消防庁管内で熱中症搬送185人、午後9時までの状況報告
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熱中症:危険性と対策
熱中症とは、高温多湿な環境で体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能が働かなくなったりして、めまい、けいれん、頭痛などの症状を引き起こす病気です。
重症化すると、意識障害や脱水症状、最悪の場合には死に至ることもあります。
熱中症の危険性
熱中症は、誰でもかかる可能性がありますが、特に以下のリスクの高い方は注意が必要です。
- 乳幼児:体温調節機能が未発達で、汗をかきにくい
- 高齢者:喉の渇きを感じにくく、脱水症状になりやすい
- 持病のある方:心臓病、糖尿病、腎臓病などの持病があると、熱中症の症状が悪化する
- 激しい運動をする方:大量の汗をかいて、水分や塩分を失いやすい
熱中症の対策
熱中症を防ぐためには、以下の対策をしっかりと行うことが重要です。
環境
- エアコンや扇風機などを活用して、涼しい環境を作る
- 通気性の良い、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
- 日陰を選んで行動する
- こまめに休憩を取る
水分・塩分補給
- 喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をする
- スポーツドリンクや経口補水液など、塩分を含む飲料を摂取する
- アルコール飲料は控えめにする
その他
- 睡眠不足や疲労は、熱中症のリスクを高めるので、十分な睡眠と休息を取る
- 乳幼児や高齢者などは、特に注意して見守る
熱中症の症状
熱中症の症状は、軽度なものから重度なものまで様々です。主な症状は以下の通りです。
- 軽度:めまい、立ちくらみ、筋肉痛、だるさ、吐き気
- 中度:頭痛、腹痛、下痢、体温38℃以上、意識が朦朧とする
- 重度:けいれん、意識障害、体温40℃以上、命に関わる状態
熱中症の応急処置
熱中症の疑いがある場合は、以下の応急処置を行ってください。
- 涼しい場所に移動し、体を横たえる
- 衣服をゆるめ、扇風機などで風を当てる
- 水分補給をする
- 体温が高い場合は、保冷剤などで体を冷やす
- 意識がない、またはけいれんがある場合は、すぐに救急車を呼ぶ
熱中症に関する情報
熱中症に関する情報は、以下の情報サイトなどで確認できます。
- 環境省 熱中症予防情報サイト:
https://www.wbgt.env.go.jp/ - 厚生労働省 熱中症:
https://www.mhlw.go.jp/index.html - 日本気象協会 熱中症ゼロへ:
https://www.netsuzero.jp/
まとめ
熱中症は、適切な対策を講じれば防ぐことができます。
暑い時期には、体調に十分注意し、こまめな水分補給と休憩を心がけましょう。
また、周囲の人にも気を配り、熱中症の疑いがある場合は、すぐに助けられるようにしましょう。