新型コロナ雇用調整助成金不正受給者、過去最多額を記録

新型コロナ雇用調整助成金不正受給者、過去最多額を記録

2024年3月28日現在、厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業主を対象とした「雇用調整助成金」の不正受給額が過去最多となる270億円を超えたことが判明しました。
これは、2023年12月末時点の250億円からさらに20億円増加しており、深刻な状況となっています。

不正受給の手口としては、以下のようなものが挙げられます。

休業していない従業員を休業させていると偽って申請する
申請書類を偽造する
架空の従業員を計上する
助成金の使途を不正に流用する

不正受給が発覚した場合、以下のリスクがあります。

刑事罰の対象となる可能性があります。
助成金の全額返還を命じられます。
延滞金が課されます。
事業所名などが公表されます。
今後の助成金の受給が認められなくなる可能性があります。
社会的な信用を失墜する可能性があります。

厚生労働省は、不正受給対策として、以下のような取り組みを行っています。

申請書類の審査を厳格化している
事業所への訪問調査を実施している
データ分析による不正受給の疑いのある案件の抽出

助成金を受ける際には、以下の点に注意する必要があります。

申請書類は正確に記入する
助成金の使途を明確にする
不明な点があれば、事前に労働局に相談する

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