映画『オッペンハイマー』ノーラン監督に聞く、“核の原点”の物語は今何を伝えるのか…

映画『オッペンハイマー』ノーラン監督に聞く、“核の原点”の物語は今何を伝えるのか…

クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』は、第二次世界大戦下、原子爆弾開発を率いた科学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた作品です。
アカデミー賞7部門を受賞した本作は、単なる伝記映画ではなく、科学者の倫理、戦争の責任、そして核兵器の恐ろしさを深く問いかける作品となっています。

ノーラン監督: 原子爆弾は人類史上最も重要な発明の一つであり、その開発には多くの科学者たちが携わりました。
オッペンハイマーは彼らの中心的存在であり、彼の人生と功績は、核兵器の歴史を語る上で欠かせません。

しかし、オッペンハイマーは単なる科学者ではなく、一人の人間でもありました。
彼は戦争を終わらせ、世界を守るために原子爆弾の開発に尽力しましたが、その結果、広島と長崎に計20万人を超える犠牲者を生み出してしまいました。

この映画は、オッペンハイマーという一人の人間を通して、核兵器の開発という歴史的な出来事を多角的に描いています。
そして、科学者の倫理、戦争の責任、そして核兵器の恐ろしさを問いかける作品となっています。