日銀と財務省の無策により、円安は止まらない!

日銀と財務省の無策により、円安は止まらない!

円安が止まらない原因は、主に以下の3つが挙げられます。

日米の金利差
円安の最大の原因は、日米の金利差です。
米国は、インフレ抑制のために金融引き締めを進めており、FRB(連邦準備制度理事会)は、2023年7月に政策金利を0.75%引き上げました。
これに対し、日本は、日銀が金融緩和を維持しており、10年国債の利回りは0.25%程度にとどまっています。

日米の金利差が拡大すると、ドルを買って円を売る動きが強まり、円安が進むことになります。

円の魅力低下
円の魅力が低下していることも、円安の原因の一つです。
円は、これまでも為替相場の安定や、安全資産としての地位などから、一定の魅力を有してきました。
しかし、近年は、少子高齢化や財政赤字など、日本の経済状況が悪化する懸念が高まっています。

こうした状況下で、円の魅力は低下し、ドルを買う動きが強まっています。

対外純資産の減少
日本は、長年にわたって貿易黒字を続けており、対外純資産が世界最大規模となっています。
しかし、近年は、貿易黒字が縮小傾向にあり、対外純資産も減少しています。

対外純資産が減少すると、円に対する海外投資家からの需要が減少し、円安が進むことになります。

日本は、GDPで世界4位の経済大国であり、世界有数の輸出国です。しかし、円安が止まらないという状況が続くことで、日本経済は様々な影響を受けています。

円安は、輸入品の価格上昇を招き、消費者物価の上昇につながります。
また、輸出企業の収益は増えますが、仕入れコストの上昇も進むため、企業業績の改善にはつながりにくいという指摘もあります。

さらに、円安は、日本の財政赤字を拡大させる可能性もあります。
円安によって輸入品の価格が上昇すると、政府の公債費も増加するためです。

日本政府は、円安の是正に向けて、金融政策の修正や、経済対策の実施などを検討していますが、円安が止まる見通しは立っていません。
あえて円安の道を選んでるのか・・

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