登山中の3人が富士山頂火口で意識不明の状態に

登山中の3人が富士山頂火口で意識不明の状態に

富士山など火口付近の危険性
火山活動状況によって危険性は大きく異なりますが、主に以下の点に注意する必要があります。

1. 噴火による飛石・火砕流

火口周辺では、噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に最も警戒する必要があります。
これらの速度と威力は非常に大きいため、直撃を受ければ命に関わる危険があります。

2. 火山ガス

火山ガスには、硫黄 dioxide、塩酸ガス、硫化水素などがあり、吸入すると頭痛、めまい、呼吸器障害、最悪の場合死亡に至ることもあります。
特に、阿蘇山のように活発な噴気孔を持つ火山では、風向きによっては広範囲に火山ガスが拡散し、登山者以外にも被害が及ぶ可能性があります。

3. 火山灰

噴火によって放出される火山灰は、視界悪化、呼吸器障害、農作物被害、交通機関への影響、建物の損壊など、様々な被害を引き起こします。
特に、細かい火山灰は長時間空気中に浮遊し、広範囲に拡散するため、被害が長引く可能性があります。

4. 地震・地滑り

火山活動に伴い、地震や地滑りが発生する可能性があります。
特に、カルデラや火口縁付近は地滑りに脆弱であり、大規模な地滑りが発生すると、甚大な被害をもたらす可能性があります。

5. 火山泥流

火山活動によって大量の土砂が流出すると、火山泥流が発生することがあります。
火山泥流は猛烈な速度で流れ下り、家屋を押しつぶしたり、人を巻き込んだりするなど、甚大な被害を引き起こします。

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