しゃぶしゃぶのお湯にいれる昆布って意味あるの？

鍋に昆布を入れるのは、主に以下の3つの意味があります。

1. だしの旨味を引き出す

昆布は、グルタミン酸やイノシン酸などの旨味成分を豊富に含んでいます。
これらの成分は、水に溶け出すことで昆布だしとなり、料理に深みのある旨味を与えてくれます。

昆布だしを取るには、水に昆布を入れて弱火でじっくりと加熱するのが基本です。
昆布の種類や厚さによってだしが出やすい時間や温度が異なるので、様子を見ながら調整しましょう。

2. 食材の臭みを消す

昆布には、魚や肉などの生臭みを消す効果があります。
これは、昆布に含まれるグルタミン酸などの旨味成分が、生臭い成分を包み込んで中和するからです。

特に、鶏肉や豚肉などの臭みが強い肉類を調理する際には、昆布を入れて一緒に煮ると効果的です。

3. 具材を柔らかく煮る

昆布には、アルギン酸という水溶性食物繊維が含まれています。
アルギン酸は、水に溶けると粘性のある液体になり、食材を包み込むようにコーティングします。

このコーティング作用によって、食材が煮崩れしにくくなり、柔らかく煮ることができます。

昆布を入れるタイミングは、料理によって異なりますが、一般的にはだしを取るために最初に鍋に入れることが多いです。
また、煮物などの場合は、具材と一緒に鍋に入れて煮込みます。

昆布の種類によっても、だしや料理に与える影響が異なります。

利尻昆布: だしが上品で、昆布の香りも強いのが特徴です。
羅臼昆布: だしが濃厚で、しっかりとした旨味があります。
真昆布: だしがまろやかで、どんな料理にも合わせやすいのが特徴です。
だし昆布: だしを取るために作られた昆布で、他の昆布よりも厚みがあり、旨味も凝縮されています。

昆布は、日本の食卓に欠かせない食材です。
鍋に入れることで、料理の味を格段に向上させることができますので、ぜひ色々と試してみてください。

私は面倒なのでいれません！

（出典 しゃぶしゃぶのお湯にいれる昆布って意味あるの？）