阪神タイガース、戦時中の遺物を見つける

プロ野球・阪神タイガースの二軍施設を建設中の小田南公園（兵庫県尼崎市杭瀬南新町）で、地中から大量のがれきが見つかった。空襲で焼失した紡績工場の基礎などとみられ、最大約１万８０００トンと推定されている。尼崎市は、約８億円をかけて撤去する方針。
　市によると、がれきは野球場の建設予定地で見つかり、大規模な基礎工事が始まった８月頃から大量に出てきた。レンガやコンクリート片が多く、これまでに約５０００トンを撤去している。
　二軍施設は約７・３ヘクタールの土地に阪神電鉄側が球場などを約１００億円かけて整備。尼崎市は電鉄側に４０年間の営業権を与えることになっている。がれきは施工主の阪神電鉄側が撤去し、市が費用を全額負担する。

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