不評過ぎた最新作ゲーム『ダイの大冒険』批判の裏に隠れた本当の理由とは?

不評過ぎた最新作ゲーム『ダイの大冒険』批判の裏に隠れた本当の理由とは?

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 9月28日にスクエア・エニックスより発売されたゲーム「インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険」が、ネット上でなかなか厳しい評価を受けているようです。何がそこまで評価を下げたのか……昔からクソゲーやマイナーゲームになぜか引かれてしまうクソゲーハンター(自称)のボクも遊んでみることにしました。

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 今作は、開発延期など紆余曲折の末に誕生したためか、多くのユーザーの期待を大きく下回ってしまったようです。発売日から1週間しか経っていませんが、新品の価格を半額にしたショップも出てきています。

 今作は、原作の物語をダイジェストで追うストーリーパートとアクションで敵を倒すバトルパートに大きく分かれています。メインはストーリーパートで、基本的にアニメの静止画に合わせてボイスドラマという形で物語が語られるのですが……とにかく長い!

 静止画で延々と続くストーリーはまさに紙芝居で、プレイヤーから批判が出ているのもうなずけます。プレイ時間の6~7割はこのストーリーパートを見させられました。

 一方のバトルパートも正直微妙な出来だと感じました。ボタンを押した際のレスポンスも悪いし、仲間の攻撃のエフェクトで視界が遮られたりと視認性も悪いです。町やダンジョンを探索することはできず、やれることはクエストの選択のみ。育成もランダムで入手するアイテムやスキルカードでキャラを強化したり……全体的にソシャゲのようなゲーム性で、この辺も酷評の理由になっているようです。

 とはいえ、基本は紙芝居で進むストーリーも要所では迫力ある3Dムービーが展開され見ごたえはあります。キャラ強化も成長が目に見えて分かりやすいのでやりがいはあるし、バトルも遊べないというほどではありません。

 何より原作の「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」が面白い作品なので、なんだかんだで大きなバグもなくクリアまで遊べちゃいました。正直クソゲーハンターのボクには多少物足りない印象です。

 ただ、これはあくまで今作の評判が悪いと知ったうえでの評価です。今作の価格は税込みで7480円。個人的にはせめて2000円くらいならな、とは思うのですが……遊んでみるかどうかは、あなた次第です。

●著者紹介:サダタロー

1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。

●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場

漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。

(出典 news.nicovideo.jp)

漫画作品である『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』を題材にしたゲーム作品。 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』(AC:2020年10月22日) 『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(PS4・PS5・Switch・Steam・Xbox Series…
151キロバイト (20,566 語) – 2023年9月15日 (金) 06:21


(出典 store.jp.square-enix.com)
9月28日に発売されたばかりのゲーム『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』が、かなり不評でネットで騒がれています。いったいなぜ、ここまでボコボコにされる内容になってしまったのか?

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