【悲報】若者のニュース離れ深刻…「ニュース番組、難しい言葉使ってマウント取る」「真面目な人がしゃべってて堅い」
【悲報】若者のニュース離れ深刻…「ニュース番組、難しい言葉使ってマウント取る」「真面目な人がしゃべってて堅い」
1953年の放送開始から70年。昭和、平成と娯楽の王様だったテレビが令和の今はすっかりオワコン扱いだ。番組ではそんなテレビの現況を<若者のテレビ離れ><コンプライアンス>、2つの観点から検証。テレビに突きつけられた課題に向き合っていく自虐的かつ挑戦的な企画だ。
放送は「オールナイトフジコ」終了後の午前2時55分からという深い深い時間。本来ならFNN系列の総元締であるフジテレビこそがこういう番組をやるべきなのに、フジは生放送で女子大生とお戯れ。問題意識ゼロ、いまだにバブル脳のまま。
そこでこりゃダメだとしびれを切らしたテレビ熊本が義憤に駆られてこんな番組を作ったのではないかと察する。
その志はあっぱれなのだが、ローカル局の悲しさで制作費がないのが丸わかりなのが惜しい。
出演者を見ても伊集院光を筆頭に、みなみかわ、ニッチェの江上敬子、ゆうちゃみ、マシンガンズの滝沢&西堀。主義主張うんぬんよりも予算内で選びましたという感じ。タレントの服装もスタジオのセット地味そのもの。
もっとも、制作費をかければいいというものでもないし、重要なのはその中身。バラエティーなのでやわらか仕上げではあるが、テレビを見ない若者にどうすれば見てもらえるのか考え、番組なりの答えを導き出そうとしているところは好感が持てる。
テレビ離れの中でも若者のニュース離れが深刻になっているとし、その理由は「どのニュースも同じで見る気がしない」「真面目な人がしゃべっていて堅い。親しみを感じない」「スポンサーや関係者への忖度」「報道しない自由」等々、若者からの意見を集め、それをもとに実験的に若者にも見てもらえそうなニュース番組を作った。
若者代表のゆうちゃみの「今のニュース番組は難しいんですよ。なんでそんな難しい言葉使ってマウントとってくんのって。こうやって誰でもわかる言葉、並べてくれると(頭に)入りました」というコメント、一考の余地がありかも。
テレビをつまらなくしている一因と言われているコンプライアンス。クレームがくると面倒くさいと自主規制する制作側にも問題はある。
番組では出演者たちにモザイクをかけ、本音を話すよう促したらそれまでとは違う辛辣な意見も聞かれた。
番組は責任を視聴者ではなく、自分たちにあると結論付けたが、テレビ熊本が本当に言いたかったのは「こんなテレビに誰がした」と、フジテレビへの恨み節ではなかったか。