“脱糞民主党”投稿事件は「不起訴処分」、立憲民主党から刑事告訴された匿名アカウントが公表
“脱糞民主党”投稿事件は「不起訴処分」、立憲民主党から刑事告訴された匿名アカウントが公表
「脱糞民主党」などとSNSに書き込んだとして、立憲民主党から名誉毀損罪で刑事告訴されていたX(旧ツイッター)の匿名アカウントが5月7日までに、不起訴処分となったことを公表した。
このアカウントは、同党所属の愛知県議らが会食した焼肉店に排泄物が放置されたとされる「事件」を報じた文春オンラインの記事を受けて、「脅威の下ネタ団体 脱糞民主党」などの記載や、党ロゴを排泄物のイラストに差し替えて投稿していた。
立憲民主党による発信者情報の開示手続きで、2023年3月にアカウントの運営者の個人情報が開示された。アカウントはその後、同党から名誉毀損罪で刑事告訴されたと明かしていた。
●政党による刑事告訴は「やりすぎ」との声も
このアカウントは4月26日、不起訴処分の結果をXに公表。また、noteへの投稿でこれまでの経緯を説明した。
この中で、不起訴処分となるまでに、ロゴについては謝罪する考えを伝えたところ、立憲民主党側が「全面的な謝罪でないと無理」(noteより)と応じなかったとする過程も示されている。
今回の不起訴処分の公表を受けて、弁護士ドットコムニュースは、立憲民主党に事実かどうか尋ねたが、期日までに回答はなかった。政党による刑事告訴をめぐっては、「やりすぎ」といった声も相次いでいた。(ニュース編集部・塚田賢慎)
【これまでの動き】
「排泄物放置事件」めぐり立憲民主党を揶揄、ネット投稿者の情報開示命じる…東京地裁
おかげで脱糞民主党が有名になった
<このニュースへのネットの反応>